「自分」を取り戻したい
以前は声優事務所にお世話になっていました。
1人目の妊娠出産で少しお休みさせていただき、しばらくして復帰。
でも子育てしながら思うように動けないことも相まって、2人目の妊娠を機に事務所を離れることにしました。
下の子が産まれて、早1年半。
動きたいのになかなか動けない自分がいました。
それが子育てをしながらという環境のせいなのか。
新しく始めた看護師の仕事のせいなのか。
いろんな要素が合わさって、ただ単にモチベーションが上がらないせいなのか。
なにかのせいにしてなかなか動けない自分がいました。
でもここ最近、昔の自分を思い出しました。
まだ声優を目指す「せ」の字もない頃。
地元浜松の看護学校を卒業し、普通に病院で常勤看護師として働いていましたが、わたしには合わなかったのか、心身を壊して休職。
休職している間は、ゆったり過ごしていたり、遊び呆けていました。
そんななか出会った、「声優」というやりたいこと。
ほぼ勢いで上京し、訳わからないまま声優を目指し始めました。
この世界がどれだけ厳しいかもわからないまま、頼れる人もなく、ただ「楽しそう」「おもしろそう」というだけでした。
そして当然、心は折れ(笑)
でもやっぱりお芝居は楽しくて、舞台だったり映像だったりいろいろなものに興味が移りながらも表現することを辞めはしませんでした。
同業者の方、関係者の方、応援してくれる方、本当にたくさんの人たちに出会いました。
そんないろいろなご縁があり、気がつけばまた声優を目指していました。
そして事務所にお世話になりながら、作品にも出演させていただきました。
たくさん貴重な経験をさせていただきました。
でもわたしは、昔から「お母さん」にもなりたかったんです。
声優を目指し始めるのも遅く、いろんな経験値を積んでいる間に年齢も重ねてしまいました。
わたしは「お母さん」になることを選び、
無事「お母さん」になることができました。
今はここです。
少し話は変わりますが、
1人目の妊娠出産の前から、月1パーソナルトレーニングという形でお世話になっている方がいます。
技術面だけでなく、メンタル面や思考、戦略的な部分も含め、総合的にみてくれています。
今もお世話になっています。
ずっとずっと、長いこと動き出せないわたしを突っついてくれています。
そして今月のパーソナルトレーニングでお話しているなかでわたしのなかでなにかが変わりました。
というのも、昔を思い出しました。
今の訪問看護師という仕事が、昔働いていた病棟看護師と似ていて、そのときの気持ちがフラッシュバックしました。
看護師という仕事が嫌な訳ではありません。
ただ、きっとやりたいことではありません。
やりたいことは別にあります。
多分そういう生き方がしたいんです。
やりたいことをやりたいです。
そのことを思い出しました。
ケツを叩いてもらいました。
早速先日、初めて吹替オーディションというものに参加してきました。
自分でもわかるくらいにダメでした…
最初から自分には期待していませんでしたが
めちゃくちゃ悔しかったです。
自分に期待していなかった自分にも悔しかった。
その期待できない自分でいたことが悔しい。
なんか全部に悔しかった。
あぁこの感覚久しぶりだなと。
今はここです。
なんとなく整理したかったので、ツラツラ書いてしまいました。
昔に比べたら圧倒的に時間は足りません。
家事、育児をする時間。
看護師の仕事をする時間。
そんななかでも出来ることを出来るだけしていきたい。
「自分」を取り戻したい。
そして、以前の「自分」以上の自分を目指したいところです。